東南アジア産のクマツヅラ科広葉樹。
世界三大銘木として知られ、硬く、寸法安定性もあり、油分も多く虫害にも強いために昔から船の材料や家具用材として頻繁に使われてきました。触ってみるとその触り心地は他の木では得られない独特のものがあります。
特に、17世紀の大航海時代より造船用の材料として人気が高く、産地であるミャンマーにはたくさんの人々が押し寄せ、伐採が相次いでいきました。現在では、伐採後は植林を行い永続可能な森林運営の制度が整いつつありますが、それでもなお供給量に対して世界的に需要が多く、年々値段が上ってきている材料の一つです。
その価値ある一枚には人類のロマンと歴史が詰まっています。